ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

ロシア産原油価格に上限 G7とEU、豪が合意

制裁の効果が期待されています。
G7=主要7カ国とEU=ヨーロッパ連合、オーストラリアは5日までに、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、ロシア産原油の取引価格の上限を1バレル=60ドルとすることで合意しました。
今回の制裁は保険会社に対し、上限価格を超えて取引されたロシア産の原油を運ぶ場合、船舶へ保険の提供を禁じることが目的となります。
世界のタンカーなど、船舶の保険の大半は欧米の金融機関が引き受けており、制裁に参加していない国にロシアと取引させないようにする狙いがあります。
松野博一(まつの・ひろかず)官房長官はきょうの記者会見で、「ロシアのエネルギー収入を制限することにつながる」と述べ、実効性に期待を示しました。