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参院選「1票の格差」訴訟の16判決そろう

最高裁はどう判断するでしょうか。
「1票の格差」が最大3.03倍だった7月の参議院選挙は「投票価値の平等を定めた憲法に違反する」として、弁護士グループが選挙の無効を求めていた、合わせて16件の訴訟の判決がきのう、出そろいました。
「違憲」の1件を除き、「違憲状態」が8件、「合憲」が7件と判断が分かれました。
いずれも選挙無効の請求は退けており、原告側の上告を受けて、最高裁判所が来年にも統一判断を示すことになります。
過去の参議院選挙の「格差」訴訟では、最高裁は最大格差5倍の2010年の選挙と4.77倍だった13年の選挙について「違憲状態」と判断しました。