総理、「死刑とはんこ」発言の法相更迭を検討
岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣はきょう、自分の職務について「死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」などと発言した葉梨康弘(はなし・やすひろ)法務大臣について、交代に向け検討を始めたことが分かりました。
葉梨氏は「死刑とはんこ」のほか「外務省と法務省は票とお金に縁がない」などとも発言し、いずれも撤回しました。
ただ、死刑をめぐる軽率な発言に、与党からも批判が出ています。
岸田政権の閣僚では、統一教会=世界平和統一家庭連合に関する発言が二転三転した、山際大志郎(やまぎわ・だいしろう)前経済財政・再生大臣が10月に事実上更迭されたばかりで、葉梨氏が辞任した場合、政権運営に影響を与えるものとみられます。