円相場下落 一時146円台 24年ぶり安値更新
東京外国為替市場の円相場はきょう午前、一時1ドル=146円30銭台まで下落し、政府・日銀が為替介入を行った先月22日の安値を下回って、およそ24年ぶりの円安水準を更新しました。
アメリカで大幅利上げの継続を見込んでアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが進みました。
節目の146円を下回ったことで「政府・日銀による円買い・ドル売り介入を試す動きが強まる」との見方が出ています。
G20財務相・中央銀行総裁会議に出席するためアメリカを訪れている鈴木俊一(すずき・しゅんいち)財務大臣は「必要があれば、必要な措置を取る」と述べ、市場をけん制しました。