ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

8月の消費者物価指数2.8% 上昇率30年2カ月ぶり

家計の負担が増しています。

総務省がきょう発表した8月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が102.5と、前年同月比2.8%の上昇となりました。
上昇率が2.5%以上を記録するのは、30年2カ月ぶりとなります。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギーや穀物の値上がりに加え、円安が重なって、幅広い分野で商品が値上がりしています。
8月は、食用油や食パン、輸入牛肉などが値上がりして、生鮮食品を除く食料が4.1%上昇しました。
また、原油高を反映して、電気代は21.5%、都市ガス代は26.4%の高い伸びとなりました。
一方、円安は今月に入り1ドル=140円台と、8月の130円台から加速しており、物価上昇圧力は一段と強まっています。