ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

双葉町の一部で避難指示解除 11年半ぶり居住再開

住民が戻るまで時間がかかりそうです。
政府はきょう、東京電力福島第1原子力発電所がある福島県双葉町(ふたばまち)の帰還困難区域のうち一部の避難指示を解除しました。
事故からおよそ11年半ぶりに住民の居住が再開しました。
きょう避難が解除されたのは、帰宅困難区域のうち、除染で放射線量を下げ、インフラを整備した「復興拠点」と呼ばれる地域です。
JR常磐線の双葉駅周辺の5.55平方キロで、町の面積の1割にあたります。町の面積の85%では、まだ避難指示が続いています。
事故の前、双葉町にはおよそ7100人が住んでいましたが、復興庁の調査結果では、町に戻りたいと答えた住民はおよそ1割にとどまっており、今後の復興は困難が予想されています。