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ウクライナ原発に砲撃続く 国際的懸念高まる

大惨事を招く恐れがあります。
ウクライナ南東部にあるヨーロッパ最大規模のザポロジエ原発に砲撃が相次いでいることについて、チェルノブイリ原発事故並みの惨事が起きる恐れがあるとして、内外で懸念が高まっています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、国民向けの演説で「チェルノブイリ原発の原子炉は1基だったが、ザポロジエ原発は6基ある」と述べ、警戒感を示しました。
グテレス国連事務総長も8日、「原発への攻撃は自殺行為だ」と指摘し、国際調査団の受け入れを呼び掛けました。
これに対し、ロシアのペスコフ大統領報道官は、原発の攻撃はウクライナ軍によるものだと指摘し、「ヨーロッパ全域に破滅的な結果をもたらす非常に危険な行為だ」と述べて、ウクライナ側に責任があると非難しました。