東京で国内初の「サル痘」感染者 容態は安定
欧米などで報告が相次いでいる「サル痘」について、厚生労働省と東京都はきのう、国内でウイルス感染者を初確認したと発表しました。
ヨーロッパに渡航歴のある30代の男性で、発熱や発疹などがあるものの、容態は安定しているということです。
サル痘は、天然痘に似た発疹が、顔や手足に広がるのが特徴で、主にアフリカで流行していましたが、23日現在で75の国と地域で1万6000人以上の感染者が確認されています。
WHO=世界保健機関は23日、「公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、各国に取り組みを強化するよう求めました。サル痘の致死率は1~10%とされていますが、アフリカ大陸以外で死亡例は確認されていません。