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G20、中国・韓国との個別の外相会談を見送る方向

タイミングがよくないとのことです。
政府はインドネシア・バリ島で7日から開かれる20か国・地域(G20)外相会合に合わせた林芳正外務大臣と中国、韓国との個別の外相会談を見送る方向で調整に入りました。中韓いずれとも立ち話を行う可能性はあります。
一方、日米韓3カ国の外相会談は開催する方向で調整しています。
中国をめぐっては、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に中国海軍のフリゲート艦が航行し、政府が中国側に抗議して再発防止を求めたばかりです。
G20外相会合には中国の王毅国務委員兼外相が出席する予定ですが、政府関係者は「中国と会談をしても強く抗議するしかできない。タイミングがよくない」と話します。
韓国についても、いわゆる徴用工訴訟や慰安婦問題をめぐる日韓協議が進展しておらず、正式な外相会談は見送る方向です。