沖縄戦戦没者の追悼式 首相ら3年ぶり出席
基地問題には言及しませんでした。
第2次大戦の沖縄戦で最後の激戦地となった、沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の「平和祈念公園」できのう、県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開かれました。
新型コロナウイルスの影響で見送られていた、県外の招待者が3年ぶりに出席し、岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣や衆参両院の議長らが参列しました。
式典では、玉城(たまき)デニー知事が平和宣言を読み上げ「平和で豊かな沖縄の実現を目指す」と述べる一方、アメリカ軍基地の縮小や、辺野古(へのこ)新基地建設の断念などを強く求めると訴えました。
岸田総理は「戦没者と遺族の無念や悲しみを思うと、胸がふさがる」などと述べましたが、基地問題については「負担の軽減の成果を、一つずつ着実に積み上げる」などと語るにとどまりました。