ウクライナ軍 黒海要衝の島奪還へロ軍と攻防
各国もゆくえを注視しています。
ウクライナ軍は21日、ロシア軍が2月の侵攻開始直後に占領した、黒海西部に浮かぶ要衝「ズメイヌイ島」=英語名「スネーク・アイランド」を集中攻撃し、大きな打撃を与えたと発表しました。
ロシア国防省は同じ21日、ウクライナ軍の空挺部隊が、島への上陸を試みたが、阻止したと発表しました。
「ズメイヌイ島」は、ウクライナ西部の沖合にあり、ロシア軍がウクライナの主要港湾であるオデッサを封鎖するための拠点となっています。
アメリカの経済誌フォーブスの解説によると、オデッサは、ウクライナ産の穀物や食品の輸出港ですが、現在、島をロシア軍が占領しているため、船による輸出ができなくなっており、エジプトやアルジェリアなど北アフリカの諸国で、食糧不足の恐れが高まっています。