7月から新「県民割」 補助額最大1.1万円に
旅行客が一挙に増えそうです。
7月から全国に対象を広げる予定の観光支援策「県民割」について、斉藤鉄夫(さいとう・てつお)国土交通大臣はきょう、閣議後の記者会見で、補助額を1日1泊当たり最大で1万1000円に引き上げる方針を明らかにしました。
これまでより4000円増えるほか、「県民割」を全国一律の支援策に切り替えます。
「県民割」は、都道府県が行っている旅行割引キャンペーンで、対象は居住する県内から始まりましたが、現在は全国6つの地域ブロック内に広がっています。
新たな支援策では、公共交通機関を支援するため、交通費を含むパック旅行について、代金割引の上限を引き上げるほか、飲食や買い物に使えるクーポン券を2000円分から平日は3000円分、休日は1000円分に改めます。
斉藤大臣は、新制度は県民割と異なるとして「『全国を対象とした観光需要喚起策』と呼んでほしい」と述べました。