ロシア軍が東部要衝の大半制圧 大統領は抗戦呼びかけ
東部の運命が決まると訴えました。
ロシア軍は、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクの大半を、激しい攻防線のすえに、支配下に置いたもようです。
また、ウクライナ側が 掌握している工業地区も、ロシア軍の激しい攻撃を受けています。ウクライナのゼレンスキー大統領は 8日、ビデオの演説で 「この戦争で最も難しい戦いとなっている。 セベロドネツクで、ドンバス地方の運命が決まる」 として、徹底抗戦を訴えました。セベロドネツクでは、なお民間人 およそ1万人が残っていますが、戦闘が激化しているため、脱出が困難になっていると みられています。また、ゼレンスキー大統領は 9日のビデオ演説で、ロシアが港湾を封鎖しているため、世界への穀物の輸出が できなくなっており、数十カ国が食糧不足に陥る 恐れがあると警告しました。