王毅外相 トカエフ大統領と会談 米を牽制
アメリカを牽制です。
中国の王毅外相は、中央アジアのカザフスタンでトカエフ大統領と会談し、ウクライナを支援するアメリカなどを牽制しました。
中国外務省の発表によりますと、7日の会談でトカエフ大統領は「対中関係は、外交政策の優先的位置にある」と述べたうえで、「中国とは、重大な国際問題で同じ立場を取っている」と結束を強調しました。
一方、王毅外相はウクライナ情勢に触れ、「域外勢力が、各国に一方の側に立てと脅すことに警戒すべきだ」と主張しました。
中国はロシアへの批判を避け続けていて、ウクライナを支援するアメリカやNATO=北大西洋条約機構を牽制する狙いとみられます。太平洋諸国の歴訪を終えた王毅外相は、中央アジアでも各国外相などと会談する予定です。