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「骨太」に防衛力強化方針 PB期限明示なし

財政の健全化が遠のきます。
政府はきのう、持ち回り閣議で、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」を決定しました。
厳しい国際情勢を理由に、防衛力を5年以内に抜本的に強化するとしましたが、国と地方のプライマリーバランス=基礎的財政収支を黒字化する目標については、達成期限を明示しませんでした。
閣議では、岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣の看板政策「新しい資本主義」の実行計画も決定し、「人」「科学技術」「新興企業」、「クリーンデジタル」の4分野に重点投資を行い、経済を新たな成長軌道に乗せることを目指すとしています。
岸田政権の看板政策が、成長重視にシフトしたとの見方も出ています。