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東電旧経営陣の強制起訴、控訴審が結審

津波が予見できたが争点となりました。
東京電力福島第1原子力発電所の事故をめぐり、津波対策を怠ったとして業務上過失致死罪で強制起訴され、一審で無罪となった東京電力元会長の勝俣恒久(かつまた・つねひさ)被告ら旧経営陣3人の控訴審公判が6日結審しました。
判決の期日は未定ですが、今年12月か来年1月の可能性が高いとみられています。
東電の旧経営陣3人は、巨大津波による原発建屋(たてや)の浸水が予見できたのに対策を行わず、爆発事故を起こしたなどとして、強制起訴されました。
控訴審では、一審に続き、3人が巨大津波を予見できたか、その上で事故の防止策が行えたかが争点となっていました。
控訴審は昨年11月の第1回からおよそ7カ月で終わり、検察官役の指定弁護士が求めていた、裁判官の現場検証などは採用されませんでした。

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