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木材自給率 48年ぶりに4割台回復 輸入停滞で

木材の利用拡大を図ります。
政府はきのう、2021年度の森林・林業白書を閣議決定しました。
白書は、国内で消費する木材のうち、国産材が占める割合を示す「木材自給率」が10年連続で増えており、2020年には48年ぶりに4割台に回復したことを明らかにしました。
輸入の停滞で、国産材への代替が進んだことなどが要因ということです。
木材の自給率は、国産材の供給不足や、木材輸入の増加のため、2002年には18.8%にまで低下していました。
最近は、国内の人工林が利用期を迎えたほか、木質バイオマス発電で使う木材チップの需要拡大などのため、国産材の供給量が増えています。
白書は、温室効果ガスを森林に吸収させて脱炭素化を実現するには、木材需要の拡大がかぎを握るとして、中高層建築物などでの木材の使用拡大を進める方針を示しました。

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