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財政黒字化の方針後退か「骨太の方針」で政府

財政の健全化がまた遠のきそうです。
政府が6月にまとめる、経済財政運営の基本方針「骨太の方針」の原案で、国と地方のプライマリーバランス=基礎的財政収支を2025年までに黒字化する目標を、後退させる見通しであることが分かりました。
財政健全化の目標は維持しますが、財政出動を制約しないことを明記するとみられています。
新型コロナウイルス感染拡大や物価高への対応などにより、新たな財政需要が拡大しているのに加え、自民党の内部で、安倍晋三(あべ・しんぞう)元総理大臣など、積極財政派が勢いを増していることが背景にあるとみられます。