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北朝鮮への制裁を強化する国連安全保障理事会の決議案が採択へ

サイバー攻撃によって資金を獲得しているとの指摘もあります。
北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受けて、アメリカが取りまとめを進めてきた北朝鮮への制裁を強化する国連安全保障理事会の決議案は、日本時間の27日午前にも採決が行われることになりました。
北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、アメリカは国連安保理の決議違反だと強く非難したうえで、北朝鮮への制裁を強化する新たな安保理決議案の取りまとめを進めてきました。
新たな決議案は、加盟各国が北朝鮮に輸出できる原油や石油精製品をこれまでの制裁決議で定めている量からさらに削減するとしています。
また、北朝鮮がサイバー攻撃によって核・ミサイル開発の資金を獲得していると指摘されていることから、北朝鮮のハッカー集団の資産を凍結するとしています。
一方、常任理事国の中国とロシアは、北朝鮮への制裁は緩和するべきだと主張していて、どちらかが拒否権を行使すれば決議案は否決されるため、両国の対応が焦点となっています。