「力による現状変更に反対」クアッド首脳会議
中国とロシアの名指しは避けました。
日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国の枠組み「クアッド」の首脳会議がきのう行われ、ロシアのウクライナ侵攻や、中国の海洋進出を踏まえて、力による現状変更に「強く反対する」との文言を盛り込んだ共同声明を発表しました。
共同声明は、東シナ海や南シナ海での海洋秩序への朝鮮に対抗することや、サイバーセキュリティや通信の高速大容量規格「5G」での連携、海洋監視情報の共有などを盛り込みました。
ただ、共同声明は、ロシアと安全保障面の関係が深く、中国と国境問題を抱えるインドに配慮して、ロシアと中国の名指しの批判はしませんでした。