ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

愛知で大規模漏水 トヨタなど車企業に影響

重要なインフラが壊れました。
川をせき止めて水を取り込む、愛知県豊田市の施設「明治用水頭首工」(めいじようすいとうしゅこう)で大規模な漏水が起き、トヨタの工場など工業用水や農業用水の供給に大きな影響が出ています。
取水施設で、川の水位が水の取り込み口より下がって、水を引き込めなくなったのが原因で、上流の川底に穴が空き、川の水が地中を通って、下流に流れているものとみられます。
愛知県によれば、仮設ポンプの設置によって、工業用水はきのう夜から3割程度の供給が可能になりましたが、農業用水は完全にとまっています。
本格的な復旧の見通しは立っていません。施設は、東海農政局が管理しています。
金子原二郎(かねこ・げんじろう)農林水産大臣は、きょうの閣議後記者会見で、全国の同様の施設390カ所を対象に、緊急点検を実施する考えを明らかにした。