物価高対策の補正予算案決定 半分が予備費
国会で議論が起きそうです。
政府はきのうの持ち回り閣議で、物価高対策の裏付けとなる、2022年度の補正予算案を決定しました。
総額は2兆7009億円で、全額を赤字国債の発行でまかないます。
原油高対策として、ガソリン価格を抑えるための補助金などに1兆1739億円を計上したほか、タクシー事業者への支援策にも84億円を当てます。
政府は補正予算案を今国会に提出し、月内の成立を目指しますが、国会の議決を経ずに、政府の判断で使える「予備費」の補てんが、全体の半分以上の1兆5200億円に上り、野党が反発を強めています。