ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

都のコロナ時短命令は「違法」 賠償責任は否定

今後の命令に影響を与えそうです。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき、東京都が営業時間短縮命令を出したのは違法だとして、飲食チェーンの「グローバルダイニング」が、都に損害賠償を求ていた訴訟で、東京地方裁判所は「命令は特に必要と認められず、違法」との判決を言い渡しました。
ただ、「都知事に過失があるとまでは言えない」として賠償の請求は退けました。訴状によると、「グローバルダイニング」は新型コロナで緊急事態宣言が出ていた昨年3月、時短要請に従わなかったとして、時短命令を受けました。
裁判所は時短命令について「合理的な説明はなされていない」と結論づけました。一方、時短命令は、当時は専門家が一様に必要性を認めていたとして、東京都知事の命令に過失はなかったとして賠償責任は否定しました。
時短命令を巡る司法判斷は、今回が初めてとみられています。

このニューズの解説については⬇動画をご覧ください