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きらやか銀行(山形県)への公的資金注入を金融庁に申請へ

公的資金の注入となれば、8年ぶりということです。
株式会社じもとホールディングス(仙台市)が、傘下の株式会社きらやか銀行(山形県)への公的資金注入を金融庁に申請する方向で検討していることが11日、分かりました。
コロナ禍の影響を受けた中小企業の支援を目的とした改正金融機能強化法の特例制度に基づき、200億円規模の注入を求めるということです。地方銀行に公的資金が注入されれば、2014年の株式会社豊和銀行(大分県)以来8年ぶりとなります。
特例制度は、コロナ禍で資金繰りが悪化した中小・零細企業への金融機関による支援を後押しするため、政府が2020年6月に制定しました。
コロナ禍の長期化で地方経済が疲弊する中、きらやか銀は融資先の事業再生を支援するためには財務基盤の強化が必要と判断。特例制度に申請すれば、きらやか銀が初となります。