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フィリピン大統領選 マルコス候補が圧勝

今後は人権への姿勢が問われます。
フィリピン大統領選挙は、9日に投開票が行われ、フェルディナンド・マルコス元上院議員が圧勝しました。
開票率98.5%の時点で、マルコス氏の得票率は、対立候補のレニー・ロブレド副大統領の2倍を上回りました。
マルコス氏は、1965年からおよそ20年、フィリピンで独裁権力をふるった、マルコス元大統領の長男です。
1986年2月の「ピープルパワー革命」で政権が打倒されたため、父とともにハワイに亡命しましたが、その後、帰国して下院議員と上院議員を務めました。
フィリピン社会には、独裁政権時代の記憶が今もなまなましく残りますが、マルコス氏は今回の選挙で、ソーシャルメディアを駆使して若者を中心とした支持を集め、勝利につなげました。