ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

給付型奨学金の対象拡大へ「出世払い」も

新しい奨学金制度が提案されました。
政府の「教育未来創造会議」がきのう、総理官邸で開かれ、現在は低所得層を対象とした返済不要の給付型奨学金を、中間所得層の子どもの多い世帯などに拡充することなどを柱とする提言をまとめました。
大学などの卒業後、一定の所得に達した段階で返済を始める「出世払い」方式を創設することも盛り込みました。
会議の議長を務める岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣は「人への投資を通じた成長と分配の好循環を、人材育成でも実現することは、新しい資本主義の実現に向けて喫緊の課題だ」と述べました。
その上で、夏までに具体的なスケジュールを作成して、実行するよう指示しました。