韓国で5年ぶり保守政権 「自由と人権」強調
普遍的価値観の尊重を宣言しました。
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)氏がきょう、新しい大統領に就任し、5年ぶりの保守政権が誕生しました。
ユン大統領は就任式の後の演説で、「自由と人権の価値を基盤にした、普遍的な国際規範を積極的に守る、グローバルリーダー国家としての姿勢を持つべきだ」と訴えました。
演説では、アメリカとの同盟強化や、日韓関係の改善など、外交方針への具体的な言及はありませんでした。
北朝鮮に対しては「実質的な非核化に転換すれば、北朝鮮経済と住民の生活の質を改善できる大胆な計画を準備する」と述べ、核開発の中断を求めました。
就任式には、日本から林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣が総理特使として出席したほか、アメリカのハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏、中国の王岐山(おうきざん)国家副主席ら、およそ4万1000人が招かれました。