ガソリン補助金を増額 政府が物価高騰対策
石油元売りへの補助金が柱となりました。
岸田文雄総理大臣はきのう、総理官邸で記者会見し、物価高騰に対応する「総合緊急対策」の概要を発表しました。
石油元売り会社への補助金の上限を28日以降、ガソリン1リットル25円から35円に増額することなどが柱となります。
岸田総理は、新型コロナウイルス感染の再拡大や、ウクライナ情勢などを念頭に「原油価格や物価の高騰が、社会経済活動の回復の妨げになることを、防がなければならない」と述べました。
また、生活困窮者への支援策として、低所得のひとり親世帯や住民税非課税の子育て世帯を対象に、子ども1人あたり5万円を支給する方針を示しました。
「総合緊急対策」には、国会の議決を経ずに政府の判断で使用できる「予備費」から、およそ1.5兆円が活用されることが盛り込まれています。