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マリウポリ製鉄所の攻撃再開 化学兵器使用の懸念

市民の犠牲が増えそうです。ロシア軍は25日、ウクライナ南東部の要衝、マリウポリの製鉄所アゾフスターリへの地上攻撃を再開しました。製鉄所内部には、ウクライナ部隊が避難民1000人とともに立てこもっていますが、ロシア側は兵糧攻めの方針を転換したもようです。ロシアの国防省は、市民の避難ルートである「人道回廊」を設け、攻撃を一時停止すると発表しましたが、ウクライナ側は、回廊の設置で合意した事実を否定しています。ウクライナ側は、ロシア軍が製鉄所に対し、化学兵器を使う可能性があることも懸念しています。また、ウクライナ側の発表によると、中部ビンニツァ州で25日、鉄道施設がロシアの攻撃を受け、少なくとも5人が死亡するなど、東部や南部以外でも遠隔攻撃が続いています。