防護マスクやドローン 日本がウクライナに供与
ロシアが反発しています。
岸信夫(きし・のぶお)防衛大臣はきのうの記者会見で、ロシアの侵攻を受けるウクライナの要請を受け、防護マスクと防護衣、ドローン=小型無人機を提供すると発表しました。
ロシアが、生物・化学兵器の使用に踏み切る可能性が指摘されているため、供与を急ぐことになりました。
近く民間機を使い、周辺国経由で送る方向で調整しています。
一方、ロシアのメディア、スプートニクによると、ロシア議会下院のイリーナ・ヤロバヤ副議長が19日、日本が防護マスクや防護衣などをウクライナに供与することを決めたことに激しく反発し、日本政府に説明を求めました。
ヤロバヤ副議長は「ウクライナのナチスによる生物、化学兵器攻撃に向けた準備だ」と述べました。
磯崎仁彦(いそざき・よしひこ)官房副長官はきょうの記者会見で、「今回の防衛装備の供与はウクライナの自国防衛を支援するもので、非難は当たらない」と反論しました。