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森友学園控訴審、大阪高裁が諄子被告に実刑判決

妻にも厳しい判決となりました。学校法人森友学園をめぐり。国などの補助金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた理事長籠池泰典(かごいけ・やすのり)被告と、妻の諄子(じゅんこ)被告に対し大阪高裁はきのう、泰典被告については、懲役5年とした一審の大阪地裁の判決を支持する一方、諄子被告については、執行猶予のついた一審判決を破棄して、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。泰典被告と諄子被告は、「小学校の建設」などの補助金およそ1億7000万円をだまし取った罪に問われており、2020年に、大阪地裁は、泰典被告については実刑判決を言い渡しましたが、諄子被告については、幼稚園運営の補助金詐取では共謀は認められないとして、執行猶予のついた判決を言い渡していました。判決後の記者会見で、籠池被告は「森友事件を封印するための判決だ」と発言しており、上告するものとみられます。株式会社NOBORDERの上杉隆(うえすぎ・たかし)社主は「問題の本質は、小学校の設立のため政治を利用しようとしたこと。教育者としてあるまじきことだ」と話しています。