円急落、一時127円後半=財務相「望ましくない」
円安が加速しています。東京外国為替市場の円相場はきょう午前、1ドル=127円台の後半に急落し、2002年5月以来およそ20年ぶりの安値を更新しました。日米の金利差拡大への思惑から、円売りドル買いが加速したもようです。鈴木俊一(すずき・しゅんいち)財務大臣は、きょうの閣議後の記者会見で、「急速な変動は望ましくない」と語り、「円安の進行を含めた為替市場の動向、経済への影響について緊張感を持って注視している」と述べました。また、アメリカ財務省は18日、イエレン財務長官が、鈴木財務大臣と会談すると発表しました。急激な円安などをめぐり議論をすると見られています。鈴木大臣は、G7=先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議などに出席するためワシントンを訪れます。