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13日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=126円台まで下落

約20年ぶりの円安水準です。 13日の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=126円台まで下落しました。2002年5月以来、約20年ぶりの円安・ドル高水準となります。急速なインフレ(物価上昇)で金融引き締めに動く米国に対し、日本銀行は大規模な金融緩和を続ける構えで、低金利が続く日本の円が売られています。ウクライナ情勢の緊迫化による原油や食料品の高騰も円安に拍車をかけています。日本は輸入依存度が高く、価格高騰で、日本企業が支払いのためにより多くのドルを必要とするとの見方も円安につながっています。また、日銀の黒田総裁が13日、『現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける』などと発言したことも円安が進んだ要因とみられています。