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改正自衛隊法が成立

日本人がいなくても自衛隊での輸送ができるようになります。 海外で緊急事態が起きた際に自衛隊による邦人輸送の要件を緩和する改正自衛隊法が13日の参院本会議で可決、成立しました。自民党、公明党、立憲民主党などが賛成しました。現行法では、輸送対象は、輸送を希望する日本人とされていましたが、改正法では、日本人と結婚した外国籍の配偶者や子供のほか、日本大使館などの外国職員だけでも輸送できるようになります。政府は昨年8月にアフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが政権を掌握したことを受け、自衛隊を派遣。しかし現地の状況把握などに時間がかかったほか、輸送を希望する人の多くは日本大使館などのアフガニスタン人スタッフでした。こうした事態を踏まえ、改正しました。