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米国務長官「ロ軍が化学兵器使用の可能性」

何らかの化学物質が使われた疑いがあります。 ロシア軍の攻勢が続くウクライナ南東部のマリウポリで、ロシア軍が化学兵器を使用した可能性が指摘されています。 マリウポリ市議会は11日、ウクライナ軍や市民らが何らかの有毒物質による攻撃を受け、市民らが呼吸不全に陥っていると明らかにしました。 アメリカのブリンケン国務長官は12日の記者会見で、マリウポリを包囲しているロシア軍が、市民やウクライナ兵に対し「化学物質を混入した催涙ガスを含め、暴動鎮圧用のさまざまな薬剤を使用した可能性がある」と語りました。 ブリンケン長官は、化学兵器が使われたかどうかについて確認できていないと明らかにしつつ、「化学兵器使用は、侵攻が始まる前からわれわれが抱いていた懸念だ」と指摘し、真相究明のため同盟国と情報共有を進めていると述べました。