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米上院、最高裁判事承認 初の黒人女性判事誕生へ

保守派の優勢は変わりません。
アメリカ議会上院は7日、本会議で、 アメリカ連邦最高裁判事に、 ケタンジ・ジャクソン氏を 充てる人事案の採択を行い、 賛成53、反対47で最終承認しました。 ジャクソン氏は、ことし夏に 正式に判事に就任する予定で、 アメリカの最高裁に、 黒人女性の判事が初めて 誕生することになります。 連邦最高裁は、人工妊娠中絶や同性婚、 銃規制の是非など、アメリカ社会を 二分するような難しい問題に、 最終的な司法判断を 示すことになります。 最終判断は、多数決で決まることから、 9人の判事のうち保守派とリベラル派の 構成が重要な意味を持ちます。 リベラル派の ジャクソン氏が就任しても、 保守派6人、リベラル派3人の 構成に変化はありませんが、 ジャクソン氏は51歳と若く、 今後、長期にわたり司法判断に 影響を与えることになります。