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経団連会長 「サハリン1・2」不撤退を評価

撤退は長期的な課題との認識です。 経団連の十倉雅和(とくら・まさかず)会長は4日の定例記者会見で、日本の大手商社が関わる形でロシア極東で進めている、石油と天然ガスの開発事業「サハリン1」と「サハリン2」について、岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣が撤退しない方針を示したことについて「現時点においては理にかなったものだ」と評価しました。 十倉会長は「日本のLNG=液化天然ガスの8.8%はロシアからだが、その大半は『サハリン2』から来ている。その代わりは、簡単には調達できない」と述べました。 さらに十倉会長は、今後については「地政学リスクもあるので、長期的にはロシアへの依存は減らすよう一生懸命取り組むべきだ」と語りました。