円相場一時125円台 日銀オペで円売り圧力
6年7カ月ぶりの円安となりました。きのうの外国為替市場で、ドルに対する円相場は一時、1ドル=125円台と、2015年8月以来の円安水準まで下がりました。日銀がきのう、強力な金利抑制策を初めて発動すると発表したことで、日米の金利差が一段と開くとの見方から円安が加速しました。きのうの国内債券市場で、10年物国債の利回りが日銀が上限と定める0.25%に上昇したため、日銀は数日にわたり、国債を決まった利回りで買い入れる「連続指し値(さしね)オペ」を実施すると発表しました。この結果、金利引き上げを進めるアメリカのFRBと、方向性の違いが鮮明となり、円を売ってドルを買う動きが強まっています。きょう午前の円相場も、一時124円前半に下落しました。