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新コンセプト「オール陸上競技」開催

斬新な試みが行われました
スポーツライターの星野恭子(ほしの・きょうこ)さんが ノーボーダースポーツに寄せた 記事によりますと、 斬新なコンセプトの陸上競技大会、 「オール陸上競技」が 3月21日と26日、27日と 3日間にわって 東京・駒沢陸上競技場などで 開催されました。 障がいの有無や年齢、 競技経験などにかかわらず、 基本は「誰でも」参加でき、 一緒に競い合えるという大会です。 東京パラリンピックを機に共生社会の 認知が広がりつつあるなかで、 多様な人が一緒に競技場に集い、 陸上競技を楽しむことで、 互いを理解し認め合うことなどを 開催の趣旨としており、 日本知的障がい者陸上競技連盟と 東京陸上競技協会が主催し、 日本パラ陸上競技連盟と 日本デフ陸上競技協会が共催する形で、 初めて開催されました。 パラリンピックや国内のパラ競技会では 障がいの内容や程度に応じた 「クラス」ごとに分かれて競いますが、 「オール陸上」では健常者も、 さまざまな障がいのある人たちも、 基本的に「持ちタイム」で 組み分けされて競います。 たとえば、中・高校生の隣に 義足のパラリンピアンがいたり、 伴走者と走る 視覚障がいランナーがいたり、 これまでの大会ではなかなか 見られない「対決」もあり、 可能性を感じた大会でもありました。