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ロシア 安保理で化学兵器問題提起 米英が警戒

侵攻以来、国連でロシアが訴えるのは3回目です。 国連の安全保障理事会は22日、「ウクライナで化学物質を使った挑発があった」とするロシアの要請を受けて、非公式の会合を行いました。 21日、ウクライナ北東部の化学工場が攻撃を受け、アンモニアが流出したことについて、ウクライナ政府はロシア軍の攻撃によるものだと主張しています。 ロシアのポリャンスキー国連次席大使は、「ウクライナの民族主義者による計画的な挑発によるものだ」と訴えていますが、ロシア側の主張を裏付ける証拠は見つかっていません。 ウクライナ侵攻後、ロシアが国連で化学兵器や生物兵器使用の問題を提起するのは3回目となります。 これに対してアメリカとイギリスの国連大使は、ロシアのこのような主張は「民主主義の国に攻め込むための口実だ」と退け、ロシアがウクライナで化学兵器を使うための前兆とみて、強い警戒を呼びかけました。