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ロシア支援なら制裁 米高官が中国に懸念示す

会談は6時間以上にわたりました。 アメリカのサリバン米大統領補佐官は14日、中国外交担当トップの楊潔チ(よう・けつち)共産党政治局員と、ローマで会談を行いました。 アメリカ側は中国に対し、ウクライナに侵攻したロシアとの友好関係について深い懸念を伝え、軍事支援や、アメリカやヨーロッパが主導する経済制裁を損なう行為があれば、「重大な結果をもたらす」と中国側をけん制しました。 バイデン政権は、同盟国と連携して、ロシアに対しさまざまな制裁を実施していますが、中国が「抜け穴」になるとの懸念が高まっています。 一方、中国の新華社通信によると、楊(よう)氏は会談の席で、「アメリカは事実ではない情報をまきちらしている」と強く反発し、中国がロシアに軍装備品の提供や経済援助を行っているとする見方を否定しました。