ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

チェルノブイリ原発の通信途絶 状況把握困難に

世界に不安が広がっています。
IAEA=国際原子力機関の グロッシ事務局長は10日、 ウクライナの チェルノブイリ原子力発電所との間で、 すべての情報通信手段が 失われたことを明らかにしました。 施設の状況の把握が難しくなっており、 事故が起きる懸念が高まっています。 これまで、ウクライナの 当局と原発の職員との間で、 電子メールのやり取りが可能でした。 チェルノブイリ原発では 一時停電が発生し、 ロシアのエネルギー省は、 電力の供給が復旧したと 発表しましたが、 グロッシ事務局長は 「確認できていない」と述べました。 ウクライナ当局によると、 チェルノブイリ原発には、 予備の発電機があるほか 冷却水も十分で、 IAEAは直ちに重大な影響が 出ることはないとみています。