ウクライナ侵攻、これまでの死者が516人に
幼い命が亡くなっています。国連人権高等弁務官事務所は、ロシアによる軍事侵攻が始まった
2月24日から今月8日までにウクライナで少なくとも516人が死亡したと発表しました。
このうち37人は子どもだということです。亡くなった516人のうち111人が東部のドネツク州とルガンスク州で、ほかの405人は首都キエフや第2の都市ハリコフ、北部のチェルニヒウ、
南部のヘルソンなど各地で確認されています。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、南部の港湾都市マリウポリの小児病院がロシア軍の空爆によって深刻な被害を受けたと非難しました。
一方、日本時間の7日夕方、ロシア軍が一方的に設定した民間人の避難のための「人道回廊」は行き先がロシアなどになっていることを理由に、ウクライナ側が拒否をしています。
しかし、ロシア側は9日、市民らを避難させるための「人道回廊」を設置し、周辺で一時的に停戦する用意があると発表しました。