韓国新大統領に尹(ユン)氏、大接戦制す
日韓関係の改善なるかが注目です。
9日に投開票された韓国大統領選は10日、保守系野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が当選しました。
2017年に革新系の文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して以来、5年ぶりに保守勢力が政権の座を取り戻しました。
尹(ユン)氏の得票率は48.56%で、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補は47.83%と大接戦でした。
尹(ユン)氏はソウル出身の61歳です。
検事総長だった時に文在寅大統領の側近を厳しく追及し、政権と対立したことで反文在寅政権の象徴的な存在とされるようになりました。
選挙戦では高騰する不動産対策のほか、兵士の待遇改善など若者を意識した政策打ち出し、支持拡大に努めてきました。
日韓関係については、トップが相互に訪問するシャトル外交を再開させ、
文政権下で戦後最悪になったと言われる関係の改善に意欲を示しているとの見方も出ています。