北方領土は「不法占拠」 以前の表現復活
安倍政権時代の表現から転換します。
林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣は、きのうの記者会見で、北方領土について「ロシアによる法的根拠のない占拠との認識であり、不法なものだ」と述べました。
岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣も7日の参議院予算委員会で「わが国の固有の領土」と明言しました。
政府は、安倍政権時代、日ロ平和条約交渉への影響に配慮して、国会の答弁などで「不法占拠」や「固有の領土」の表現を避けていましたが、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、以前の表現に戻しました。