2022/03/09

「制裁で激化の可能性も」米国防情報局公聴会

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ロシア軍は戦力のほぼ１００％を国境地帯に集結させています。 アメリカの国防情報局・ＤＩＡは８日、下院の情報特別委員会で、ロシア軍のウクライナ侵攻についての公聴会を開きました。 公聴会には、ＤＩＡのスコット・ベリエ長官のほか、情報機関のトップがそろって出席しました。 情報機関を統括するアブリル・ヘインズ国家情報長官は、米国や同盟国などによる経済制裁の程度はプーチン大統領の予想を上回るものだと指摘したうえで、「これによって軍事行動が抑止される可能性は低く、むしろ激化する可能性がある」と述べました。 ＣＩＡ・中央情報局のウィリアム・バーンズ長官は、プーチン大統領が、停戦などに向け方針を転換する兆候は見られないと述べ、ロシア軍の無差別攻撃や市街戦による市民への被害拡大に懸念を示しました。