ロシア産の原油禁輸 米大統領令即日発効
欧米の足並みは揃っていません。
アメリカのバイデン大統領は8日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する追加の経済制裁として、ロシア産の原油やLNG=液化天然ガスなどの輸入を禁止する大統領令に署名し、即日発効しました。
大統領は、同盟国などとともに、資源大国であるロシアのエネルギー産業に最大級の圧力を加え、プーチン政権の弱体化を図ると表明しました。
イギリス政府も8日、今年末にかけて段階的に、ロシア産の原油や石油製品の輸入を停止すると発表、アメリカに歩調を合わせました。
一方、ドイツのショルツ首相は7日、エネルギーのロシア依存を低めるものの、国民生活に打撃を与えることから、直ちに輸入停止に踏み切ることには、慎重な姿勢を示しました。
日本も、官民で取り組む石油・天然ガス開発事業「サハリン1」からの撤退に慎重な姿勢を崩していません。