岸田首相、ロシア産原油禁輸「国際社会と連携し対応」
西側陣営に歩調を合わせます。岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣はきのうの参議院予算委員会で、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁をめぐってアメリカが検討している、ロシア産原油の輸入禁止措置について、「エネルギーの安定供給は、最大限守るべき国益との考えに基づき、国際社会と連携しながらも適切に対応していく」と述べました。また、萩生田光一(はぎうだ・こういち)経済産業大臣は、ロシアからのLNG=液化天然ガスの輸入が途絶えた場合の影響について「現時点で、わが国のエネルギーの安定供給に、直接的な影響が出るとは想定されない」と述べました。岸田総理大臣は、日本とアメリカ、オーストラリアとインドの「クアッド」と呼ばれる4カ国の首脳会談が数カ月以内に東京で開かれると説明し、ウクライナ情勢を念頭に「日米豪印の連携を確認したい」と述べました。