米欧首脳、対ロ制裁強化で一致 原油禁輸は慎重
決定打はまだ見送りです。アメリカのバイデン米大統領は7日、イギリスのジョンソン首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相とオンライン形式で会談し、ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁を引き続き強化していくことで一致しました。ただ、ロシア産原油の輸入禁止については、価格高騰の恐れから結論が出ておらず、サキ大統領報道官は7日の記者会見で「バイデン氏はまだ決めていない」と述べました。ヨーロッパ各国の首脳も7日、ロシア産原油の輸入禁止に慎重な考えを相次いで示しました。オランダのルッテ首相は「段階的に進めていくべきだ」と述べました。ジョンソン首相も「代わりの調達先を探さなければならない」と指摘しました。