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ウクライナの核研究施設、ロシア軍がロケット弾攻撃

施設内には核物質がありました。ウクライナの原子力規制当局は6日、ウクライナ第2の都市ハリコフにある、核物質を扱う研究施設が、ロシア軍の攻撃を受けたと発表しました。攻撃を受けたのは「国立ハリコフ物理技術研究所」で、旧ソ連時代に設立され、施設内には核物質が保管されています。施設は、ロシア軍のロケット弾攻撃を受け、大きな被害が出る恐れありました。ウクライナではこれまでに、閉鎖されているチェルノブイリ原子力発電所のほか、稼働中のザポロジエ原発もロシア軍に制圧されました。IAEA=国際原子力機関は6日の声明で、ザポロジエ原発の運営がロシア軍の指揮下に置かているとして、懸念を表明しました。